ツアーリポート 2020.12.20.『400年ぶりの大チャンス! 2020年風の時代の幕開け グレートコンジャンクション天体観測ツアー 〜冬至は里山の柚子湯で運気UP☆竹筒でマスク作り〜』

クリスマスや忘年会、華やかに忙しなく過ぎていく年末の中でなんとなく埋もれてしまう冬至。
しかし、一年で一番夜の長い冬至は季節の節目であり、これからさらに深まる寒さに身を引き締め、少しずつ日が延びる希望を感じる大切な日です。
しかも、今年の冬至は約400年ぶりに木星と土星が大接近するとゆう天文学的にも占星術的にも大変貴重な日でした。

そんな特別な日に催されたのが『400年ぶりの大チャンス! 2020年風の時代の幕開け グレートコンジャンクション天体観測ツアー 〜冬至は里山の柚子湯で運気UP☆竹筒でマスク作り〜』

タイトルだけでなんともめでたいツアーです笑
そして、なんと天体観測場所はお山の上❗️
車でも電車でも都心から1時間ほどにある藤野(神奈川県相模原市緑区)より陣馬山に登ります。

今回は初心者コースの和田峠登山口で集合し、まずはスタッフさんより登山の注意事項を習います。例えば、
・冬の登山は防寒着が必須ですが着過ぎで汗をかくのは逆効果。
アウターを脱いで登り、山頂に着いたらしっかり着込むこと。
・登山中は息苦しいのでマスクを外し、他者との距離をとりつつ登るコロナ流行下での山登りニューノーマルなど。

珍しい『氷華』

ちなみに、陣馬山(じんばさん)は神奈川県と東京都との境にある標高854.8mの山です。
今回は山頂近くの和田峠から参加者9ヵ月の赤ちゃん連れから60代まで無理なく登れるルートでしたが、上級者向け高尾山からつながるルートなどバリエーションが豊富で人気のハイキングスポット🏃‍♂️です。
週末ともなると都心からのハイカーで賑わう陣馬山ですが、真冬の平日、しかも日没前とゆうこともありゆったり気兼ねなく登ることができました。
手入れの行き届いた杉林から原生林に移り変わる景色や、とても珍しい氷華とゆう現象を楽しみながら、休み休み30分ほど登るともう山頂に辿り着きます。
着いてまず驚いたのは360度の大パノラマ❗️
お天気に恵まれたこの日は凛とそびえ立つ富士山🗻に、遠くはスカイツリー🗼や江ノ島🏝まで眺めることができました。
これは歴史的天体ショー観測への期待も一気に高まります⤴️。
参加者はしっかりと防寒対策をし、日が暮れるのを待ちます。

重たい保温鍋を担いでシェフ自ら運んでくれました。心も体もポカポカ♪

カメラを構える人、高原のように開けた山頂を転げ回るこども、差し入れの温かいチマキ(本当においしかった❗️)をほおばる人。
太陽が富士山に沈み行く夕暮れの空は刻一刻と色を変え、息を呑む程の美しさです。
そうして空が夜の青さを帯びた頃、完全にシルエットとなった富士山の右上にひときわ輝く星⭐️が2つ現れました。

それが木星と土星です🪐✨

望遠鏡を覗くと木星の4つの衛星とうっすら土星の輪っかも確認できます。
アマチュア用のレンズでもそれらが一度に視界に入るほどに近づくのは本当に貴重な”合”である為、『グレートコンジャンクションと呼ばれるそうです。

そして、今回のグレートコンジャンクションは占星術的にも大きな変換を迎える時とされているそうです。
今年は世界が一変し、生き方自体を問われた方も多いでしょう。
マイナスの寒さも忘れて宇宙に思いを馳せたこの時間は、新しい時代を感じた瞬間でもありました。

それでも18時を過ぎると辺りは真っ暗、体は冷え切りほどなくして下山し、今夜のお宿『陣渓園』へと移りました。

ツアーの次なる目玉は冬至のゆず湯です。

実は今回お邪魔した藤野とゆう町は柚子の産地で、宿の館主は柚子農家でもあるとか。
無農薬で育てられた香り高い柚子が溢れるほど入ったお風呂は山で冷え切った体を芯まで温めてくれます。
お風呂で疲れを癒した後はこの日最後のお楽しみ。
地元のジビエ猪鍋や川魚の塩焼きとお刺身をメインに、柚子が主役の前菜とデザート、手作りこんにゃくなど山の幸がたっぷりのお食事です。
特に柚子の前菜3種は見た目も美しく多彩なアレンジでとてもおいしい❗️
普段、薬味程度にしか使わない柚子の新しい発見でもありました。
今回は天体観測ツアーとゆうことで少し遅めの食事でしたが、胃にもたれない優しい味付けであったり冬至に食べると風邪をひかないといわれる南瓜が添えられていたりと、一品一品に宿の心配りを感じられるお腹も心も満たすお食事でした。

心地よい疲れと満腹感の中、この日は早めに床につきツアー2日目に備えます。
おやすみなさい。

 

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